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aiko ハニーメモリー

  • 1.ハニーメモリー作詞/作曲:AIKO 編曲:OSTER project
  • 2.58cm作詞/作曲:AIKO 編曲:川嶋可能
  • 3.心焼け作詞/作曲:AIKO 編曲:島田昌典
  • 4.ハニーメモリー(instrumental)作詞/作曲:AIKO 編曲:OSTER project

PCCA-15002/定価:1,200円(本体)+税

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すべてのアーティスト/ミュージシャンがコロナ禍によって活動の停滞を余儀なくされる中、待ち望むすべての人たちのために、そして「歌いたい」という自らの欲求を奮い立たせるために曲を作り続けていたというaiko。そのひとつの結晶が、約8ヵ月ぶりに届けられる通算40枚目のシングル「ハニーメモリー」だ。

「私は常に“作れてよかった”“CDにできてよかった”と自分で思えるものを形にしようと意識しているんですけど、前作の『青空』(2020年2月リリース)くらいからは、今まで以上に自分と向き合って曲作りをするようになったんです。今回の『ハニーメモリー』も、ちゃんと“大丈夫!”と思えて、聴く度にドキドキして、何度も何度も“歌いたい!”と思える曲になりました。それが本当にうれしいです」

自らの過ちがきっかけとなって終わりを迎えた恋。そこへの未練を、断ち切れぬ“ハニーメモリー”として紡いでいく歌詞が聴き手の胸をせつなく染めていく。 「今回の歌詞は“僕”目線で、“いつも悪いなと思ってたよ”から書き始めました。この“僕”には罪悪感もあるし、“もうダメかもな”っていう気持ちもあるんやけど、同時に“でも……”っていう想いもある。日々、繰り返しているそんな気持ちの揺れ動きの瞬間瞬間をひとつずつ歌詞にしていった気がします」

曲中には“「心臓は5個あったらいいな/入れ替えたらあなたの前でずっと笑ってられるわ」”というフレーズが登場する。唯一、女性の感情にフォーカスされたこのフレーズに、主人公である“僕”同様、聴き手もまた粉々になるほどの衝撃を受けるはずだ。

「いろんなことのあった相手の前でずっと笑っているためには、いくつも人格がないと無理なのかもなって思ったことがあって。それを“心臓が5個あったら”って表現した感じですね。“僕”として書いた部分も含めて、いろんなところに自分の感情が散りばめられているのかもしれないです」

アレンジを手がけたのはOSTER project。「この曲に前を向いた気持ちを足してくれたのがサウンドなのかもしれないです」とaikoが語るように、そのサウンドアプローチは優しさを秘めたメロディを際立たせ、せつない物語を柔らかく包み込んでいる。そして、生々しい息遣いを感じさせる繊細な歌声が、この曲の世界観をよりふくよかなものとしていく。 「ロマンチストでとても乙女なふわしなさん(OSTER project)が、曲の中の2人の気持ちになってアレンジしてくださいましたね。歌のレコーディングはかなり久しぶりだったので、本当に楽しかったです。“こんなに楽しくて大丈夫かな!?”って思うくらい(笑)。最近は現場がすごく楽しいので、ずっとしゃべってるんです。それが発声練習になっているのか、朝起きた瞬間から声がちゃんと出るし、レコーディングでもすごくいい状態で歌えましたね。ほんまに楽しかったです!」

2曲目には「58㎝」を収録。実はコレ、「Love Like Rock vol.9」の後半戦で披露されていた「あたしだけのもの」のタイトルを変更したナンバーなので、聴き覚えがある人もいるかもしれない。

「タイトルはね、Zeppのステージから最前列までの距離のイメージなんですよ。ほんとは90㎝あるらしいんですけど、私としては“58㎝”くらいな感覚だったので。みんなとの心の距離みたいな感じですね。この由来は絶対誰も当てられません(笑)」

ライブで展開される光景や、そこで交し合うファンとのコミュニケーションを元にして生まれたというロックンロールナンバー。ホーンが鳴り響くグルービィなアレンジは川嶋可能が手掛けている。

「ライブハウスでライブをしているとき、1人ひとりのお客さんの顔を見るのがものすごく幸せなんですよ。目が合うと笑ってくれたりもするし。この曲はそんなみんなの顔を思い浮かべながら書きました。“絡まる足に青いキャンディー”ってかわいく書いてるフレーズがありますけど、あれはライブをやっていると知らない間にできている“青アザ”のことですしね(笑)。久々のロックンロールは歌うのもとっても楽しくて。バンドのみなさんと一緒にクラップを録ったのも素敵な思い出になりました」

そして3曲目に収録されるのは、島田昌典がアレンジを手がけた「心焼け」。心に焼きついている思い出がオシャレなサウンドの中で紡がれていく。

「“メールや手紙は捨ててしまえばなくなるけど”っていうフレーズが最初に出てきて。同じように記憶も消去できたらいいのになっていう気持ちでバーッと書いていきました。たくさん曲を作る中で、いろいろなタイプのメロディが自分の中から出てくることを感じるんですけど、今回のサビのメロディは自分の中にずっとある大切な部分が出ているような気がして。どこか懐かしい雰囲気を感じますね」

穏やかで心地いいサウンドを持った曲ではあるが、歌詞では“悪魔”や“細胞分裂”などインパクトのあるワードが使われているのも印象的。

「“悪魔”は初めて使ったし、“分裂”にはめっちゃ怖いイメージもあります。でもこの歌詞を書けたことで、言葉は使い方次第でいろんな受け止め方をしてもらえるっていうことにあらためて気づけたところもありました。今回は島やん(島田昌典)やバンドメンバーのみなさんが歌詞を大事に音作りや演奏をしてくださったところもあって。それがすごくうれしかったので、私も下を向いて歌ったり、上を向いて歌ったり、それぞれで出る声の違いをちゃんと感じながらレコーディングをしましたね」

本作のリリースに合わせてテレビやラジオへの出演など、精力的な活動を続けているaiko。水面下ではレコーディングや曲作りも引き続き行われているという。明るい未来を告げるaikoからの新たな便りを震えて待ちたい。

取材・文=もりひでゆき

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aiko 40th Single
「ハニーメモリー」
2020年10月21日 発売

40th Single「ハニーメモリー」
[通常仕様]

Blu-ray/DVD
「My 2 Decades 2」
Now in stores

Blu-ray/DVD「My 2 Decades 2」
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aiko 13th Album
「湿った夏の始まり」
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